●伊予上灘駅　周辺マップ

概要

現在の伊予市の中西部、「日本の夕陽百選」に
選ばれている「しずむ夕日が立ちどまる町」の
キャッチフレーズで町おこしをおこなった旧・
双海町の玄関駅。駅名に旧・国名の「伊予」を
冠しているのは開業当時、国鉄倉吉線に上灘駅
（うわなだえき）があったからです。
１９７７年には映画「男はつらいよ　寅次郎と
殿様」のロケ地にもなりました。

予讃線（愛ある伊予灘線）が所属線。普通列車
のほか観光列車「伊予灘ものがたり」双海編が
運転停車します。なお、当駅は双海町の中心駅
でしたが定期優等列車の停車実績はありません
（臨時急行は停車実績はあり）。

「伊予灘ものがたり」双海編では運転停車中に
地元の有志のよる特産品を販売が行われること
があり、地元住民の飼い犬、飼い猫がミニ駅舎
で乗客のお出迎えを行うこともあります（ＪＲ
四国は２０１９年７月、乗客を笑顔にしてきた
ことを理由にこの動物たちを「福駅長」に任命
しました）。
【ＪＲ四国】伊予灘ものがたり

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略歴

●１９３２年１２月１日
鉄道省予讃線の南郡中駅（現在の伊予市駅）ー
当駅間が開業。その終着駅として開設。
●１９３５年６月９日
当駅ー下灘駅間が開業、途中駅となる。
●１９７１年１１月８日
貨物の取扱いを廃止。
●１９８４年２月１日　荷物の取扱いを廃止。
●１９８７年４月１日
民営化により、ＪＲ四国が継承。
●１９９１年１１月２１日
当駅ー伊予白滝駅間ＣＴＣ化に伴い無人駅化。

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駅構造

松山方面に向かって左側に駅舎がある、対向式
ホーム２面２線を有する地上駅。海回りルート
（愛ある伊予灘線）の駅の中では、広い構内を
持っています。
※構内踏切から松山方向

ホームは互い違いになっており１番線ホームが
下灘駅側、２番線ホームが高野川駅側にずれて
います。
※構内踏切から宇和島方向

駅舎の反対側にある２番線ホームは国鉄時代は
島式ホームだったみたいです。
※２番線ホーム　松山方向

かつての貨物扱所と貨物側線は現在、保線基地
と保線車両の留置線に転用されています。
※２番線ホームから駅舎東側

駅舎の反対側にも貨物扱所があったのかも
※２番線ホーム　宇和島方向

ホームは駅舎より高い位置にあります。

駅舎から１番線ホームへは階段

またはスロープで連絡しています。

職員専用構内通路だったと思われる階段。

互いのホームは、構内通路（構内踏切）で連絡
しています。

※２番線ホーム側から

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のりば

のりば番号は駅舎側から１番→２番のりば。
※１番のりば　松山方向

駅舎側１番のりばは上り本線。
※１番のりば　松山方から宇和島方向

長いホームは優等列車や貨物列車が頻繁に往来
していた時代の面影を感じる...かな
※１番のりば　宇和島方向

※１番のりば　宇和島方から松山方向

反対側２番のりばは下り本線。
下灘駅寄りに庇の付いた上屋があります。
※２番のりば　宇和島方から松山方向

今にも倒れそうですが、踏ん張る２１７ｋｍの
キロポスト

※２番のりば　待合所内

こちらも長いホームです。
※２番のりば　松山方から宇和島方向

■出入口（旧・改札口）
「伊予灘ものがたり」の運転開始を契機に改装
され、駅名看板も設置されました。

古い木造駅舎が数多く残るＪＲ四国でも有人駅
時代のラッチが残っている駅は珍しい。

駅舎内を通らなくても出入りできます。

改札口左側に２０１５年３月末に改修の男女別
及び車椅子専用の水洗トイレがあります

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駅舎

１９３２年１２月開業時の木造駅舎。

入口がナゾに特徴的です

■駅舎内待合所
※私物が写っていたので加工しています

当駅は松山駅管理の無人駅。
かつては直営駅でしたが、１９９１年１１月に
ＣＴＣ化されたことにより無人化されました。
自動券売機等の設備はありません。

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駅周辺

■駅前広場
駅前の道路は県道２４３号線。

ホームから夕陽が見える駅として隣の下灘駅が
有名ですが、当駅も海岸線近くの高台にあり、
１００ｍぐらいしか離れていません。

駅前にあるレストラン・喫茶「ポパイ」さん。
訪問時はレストラン&喫茶店でしたが、現在は
ゲストハウスも運営されています
海に恋する、泊まれる喫茶店「ポパイ」

駅周辺は旧・双海町郊外の住宅地。かつては旧
・双海町の玄関口として栄えていました。県道
沿いに民家と個人商店が立ち並んでいます。
なお、路線バス（伊予鉄南予バス）が駅前まで
乗り入れていましたが廃止になりました。

南側には眼下に大海原、背後に緑の森が広がる
「ふたみ潮風ふれあい公園」があります
※駅から徒歩約２５分（宿泊も可能）
【伊予市】ふたみ潮風ふれあい公園
※県道２４３号線　西方向

旧・双海町の市街地まで東へ徒歩約１５分。
※県道２４３号線　東方向

駅前から少し歩くと、眼下に伊予灘と「ふたみ
シーサイド公園（道の駅　ふたみを併設）」が
見えてきます

由並小学校前の道を進むと

※由並小学校の石垣

県道２２１号線と交差する交差点に到着
左折すると、伊予灘沿いを通る国道３７８号線
（夕やけこやけライン）と合流します。

右折すると伊予市双海地域事務所へ
当事務所では「伊予上灘駅・下灘駅・串駅」の
駅スタンプを保管、平日のみ押印可能です。

※伊予上灘駅　駅スタンプ

緩やかな砂浜が数百ｍにわたって広がり、後方
には観覧用のデッキが設置されている「ふたみ
シーサイド公園」まで駅から徒歩約５分
「道の駅　ふたみ」を併設しています
なお、当公園は愛媛県で初めて「恋人の聖地」
の認定を受けた公園です
※レンタサイクルも利用できます
【公式】ふたみシーサイド公園

砂浜のほぼ中央にある、海に向かって突き出て
いる「恋人岬」には「夕日のモニュメント」が
あります
【伊予市観光協会】ふたみシーサイド公園

公園内にはかつて大人気の「ふたみじゃこ天」
がありＳＮＳで評判になったハート型の「ラブ
じゃこ天」も販売していましたが、公園の改装
工事や上灘漁協女性部加工部の解散等で閉店。

しかし、令和３年７月末に公園駐車場の国道を
挟んだ向かい側に新たに店をオープンしたそう
です。双海の「鯛めし」もご賞味ください
【伊予市観光協会】ふたみじゃこ天

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